ハウスカオンキの温風をまんべんなくハウス内に供給するためにダクトの敷設はとても重要です。
ダクトは、下表に示す本数以上を必ず取り付けてください。
型式 | 下吹き(TC)・低床(TF)タイプ | 上吹きタイプ(TE)タイプ | |||||
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主ダクト | 枝ダクト 最低必要本数(本) | ダクト本数(本) | |||||
折り幅 [直径](mm) |
400[250] の場合 |
475[300] の場合 |
550[350] の場合 |
630[400] の場合 |
475[300] の場合 |
550[350] の場合 |
|
HK2030 | 630[400] | 8 | 6 | - | - | 4 | - |
HK3030 | 900[570] | 14 | 10 | 6 | 4 | 6 | - |
HK4030 | 16 | 12 | 8 | 6 | 8 | - | |
HK5030 | 1100[700] | 22 | 16 | 10 | 8 | - | 6 |
HK6030 | 26 | 20 | 14 | 10 | - | 8 | |
HK8030 | - | - | 18 | 12 | - | - |
ポリダクトは表面放熱が多く、温風温度は暖房機から離れるほど低下します。
暖房機より遠い位置ほど温風吹出量を多くしましょう。
冷える場所は吹出本数、太さの見直しを行い、熱量供給を増やしましょう。
[ 温室の端から1方向に吹き出す ]
[ 温室の中央から2方向に吹き出す ]
[ 温室の中央から吹き出す ]
[ 温室の端から吹き出す ]
送風時の
ダクトの張り
ダクトの接続口から1mくらいの位置で
ダクトを押して2~3秒で
再度膨らむ程度が
良い状態の目安です。
コーナー部の
折り曲がり
ダクトの接続口から1mくらいの位置で
ダクトを押して2~3秒で
再度膨らむ程度が
良い状態の目安です。
ダクトの接続には「ダクトコネクタ」が便利です。
ワンタッチ式で主ダクトと枝ダクトをかんたんに接続できます。
型式 | 相当直径 (mm φ) |
適当ダクト折り幅 (mm) |
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DC-191 | 190 | 300以上 |
DC-251 | 250 | 400以上 |
DC-301 | 300 | 470以上 |
DC-351 | 350 | 550以上 |
DC-401 | 400 | 630以上 |
パワーダクト | クロスラムダクト | 枝つきダクト | コーナーダクト |
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丈夫で長持ちなポリダクト。 | 大きな主ダクト用。 多層フィルムの丈夫なダクト |
畦間に合わせたオーダーメイド。 | 送風ロスが少なく省エネに。 L字型・T字型とも用意。 |
ハウスからの熱損失を軽減し、暖房効率をアップ!
ハウス内は、外気と触れている壁部から冷え始めます。そのため、多くのハウスは、カーテンを天面・側面に設けています。
しかし、そのカーテンに隙間があるとそこから冷気が暖房区画に入ってしまいます。特に側面カーテンは、十分なた垂らし込みがないと冷気が進入しやすく、ハウス周囲の温度低下や余計な燃料を使うことになります。
以下の写真の様に、カーテンのすそを十分に下げることで、冷気を防ぎ、暖房効率をアップさせることができます。