風量が多く、風速も速いため、風が遠くまで届きハウス内の空気を効率よく撹拌します。ダクト接続も可能です。
いくら効率のいいヒートポンプを使用しても風量が少ないとハウスからの放熱が増し、ハウス内での暖房システムとして考えたときのCOPは決して高いと言えません。ダクトがつなげるグリーンパッケージなら、暖房システムとしてのCOPが高く経済的です。
COPとは、成績係数(COP:Coefficient of
Performance)のことで、ヒートポンプのエネルギー効率を表す指標です。
COP=暖房出力または冷房出力/動力に投入したエネルギー
結露による多湿病害の予防には、グリーンパッケージとハウスカオンキを利用した除湿システムが効果を発揮します。多湿病害予防・減農薬の効果が期待できます。
従来の除湿は、暖房機を短時間運転することにより室温をわずかに上昇させ、相対湿度を低下させる「暖房除湿」を中心に、「送風除湿」や「換気除湿」を組み合わせて行っていました。
グリーンパッケージを冷房機として利用すると「冷房除湿」が可能となり、室温をほとんど変化させずに湿度を下げることができます。
選定の目安としては、床面積1000㎡につきグリーンパッケージ1台となります。
夏の昼間の冷房に対しては能力が不足することがほとんどですが、夜冷に利用することができます。大風量のグリーンパッケージは高い攪拌能力で夜冷の温度ムラも解消します。
床面積1000㎡にグリーンパッケージ2台が選定の目安です。