≪農業用ハウスでの融雪対策≫
暖房設備をお持ちの方には、積雪によるハウス倒壊被害を回避するため、次の対策を実施されることをオススメします。
1.天気予報に注意し、雪の降りはじめから直ちに以下の融雪処置をおこなう
(燃料の確保もお忘れなく!)
2.暖房設備の設定温度を出来るだけ高く設定して暖房する
3.ハウスの内張りカーテンを開ける(ハウス屋根面や谷樋の温度を温める)
ここで重要なポイントは、雪の降りはじめから屋根融雪をおこなうことにより、「ハウスに付着した雪を直ぐに融かし、積もらせないようにすること」です。
積もった雪を融雪するためには、融解熱を多く必要とするだけでなく、雪の断熱効果により部分的な融雪(高温部だけ融けてトンネル状態に空洞化)になってしまい、効果的な融雪をおこなうことが出来ません。
積雪を短時間で融かすことは非常に困難でありますので、十分にご注意ください。
なお、屋根への散水融雪については雪が湿って重量が増加し、ハウス倒壊の危険が増す恐れがありますので控えるようにしてください。
皆さまのハウスに雪害被害が及ばないことを切に願っております。