Support/Maintenance 緊急時の対応

停電の場合

地震による停電に伴う機器の取り扱いについて

• 熱機器（暖房機・ボイラ）

  • 熱機器をご使用で停電が起こる地域のお客様については、 安全のため事前に機器の運転を停止してください。
  • 停電復旧後は燃料配管から燃料の漏れがないか、機器が安全に運転できる状態か 確認し運転をしてください。
  • 各機器の運転、停止操作については 「製品ドキュメントー取扱説明書」をご覧ください。

  製品ドキュメントー取扱説明書

• 農業用ハウスの天窓開閉装置

  • 停電中は窓の開閉をすることができなくなります。手動運転に切り替え、ハウス環境に配慮した開度にしておいてください。

• タイマー付き機器

  • タイマー付きでタイマーのバックアップ機能のない機器においては、停電復旧後タイマーの設定をやり直してください。また、バックアップ機能のある機器においても念のため確認してください。

水害の場合

水没や浸水を受けた製品の取扱いについて

水害による泥などの不純物を多く含んだ水は電気を流すため、電気回路に水が付くと、回路がショートしたり、回路の部品が故障することがあります。たとえ乾いても漏電、発火等の事故が生じる危険性があります。水没や浸水の痕跡がある製品は、必ず元電源を切り使用しないようお願いいたします。
被害を受けた機器等の復旧に関して、ご相談・ご用命がございましたら、お買い上げの販売店や最寄りの弊社営業拠点、または弊社カスタマーセンターまでご連絡ください。

冠水被害を受けたハウスカオンキの処置についてはこちらをご覧ください

被害を受けた機器等の処置・復旧に関しては、先ずはお買い上げの販売店や最寄りの弊社営業拠点、または弊社カスタマーセンターまでご連絡ください。

積雪の場合

農業用ハウスの積雪対策について

暖房設備をお持ちの方には、積雪によるハウス倒壊被害を回避するため、雪が降る前に以下の対策を実施されることをおすすめします。

• 暖房設備の燃料を補充する

  暖房機の設定温度を高くすると燃焼時間が長くなる＝燃料の消費量が増えることになります。燃料の残量を確認し、少ないようであれば早めに確保してください。

• ハウスの内張カーテンを開ける（ハウス屋根面や谷樋の温度を温める）

  ご注意

  積もった雪を融かすには、融解熱を多く必要とするだけでなく、雪の断熱効果により部分的な融雪（高温部だけ融けてトンネル状態に空洞化）になってしまい、効果的な融雪を行うことができません。
  積もった雪を短時間で融かすことは非常に困難なため、十分にご注意ください。
  なお、屋根への散水融雪については雪が湿って重量が増え、ハウス倒壊の危険が増すおそれがありますので、控えるようにしてください。

• 暖房設備の設定温度をできるだけ高くして暖房する

凍結の場合

水配管の凍結防止について

冬季は暖かい地域でも、配管や機器内の水が凍結し、機器が破損することがあります。

• 水道（水・お湯）配管には保温材を巻いてください

  保温材がない場合は、配管に毛布・布きれなどを巻き付け、その上からビニールテープなどを巻き凍結防止対策をしてください。

• 製品の取扱説明書に従い、凍結防止をしてください

  凍結予防運転がある製品は、設定を有効にしてください。
  給湯器などは必要に合わせて屋内の蛇口からお湯を400cc/分を目安に流してください。

• 凍結してしまったときは、凍結が解消するまでお待ちください

  熱湯をかけると配管内部が膨張して配管などを破損することがあります。
  配管凍結の場合、凍結した部分が分かったら対象の箇所にタオルを巻きつけ、ぬるま湯をかけて溶かし、水（お湯）が出てくることを確認してから運転してください。
  通水後に出水・出湯配管などから水漏れなどの異常がある場合や凍り付いた場所が分からないときは、お求めの販売店・工事店または当社営業拠点に連絡して点検を受けてください。