2022.02.09

 

積雪によるハウス被害及び水配管の凍結にご注意ください。

≪農業用ハウスでの融雪対策≫

暖房設備をお持ちの方には、積雪によるハウス倒壊被害を回避するため、雪が降る前に以下の対策を実施されることをオススメします。

1.暖房設備の設定温度を出来るだけ高く設定して暖房する
製品の取扱・工事説明書はコチラからご確認ください。
※暖房機の設定温度を高くすると燃焼時間が長くなる=燃料の消費量が増えることになります。
 燃料の残量を確認し、少ないようであれば早めに確保してください。

2.ハウスの内張りカーテンを開ける(ハウス屋根面や谷樋の温度を温める)

重要なポイントは、雪の降りはじめから屋根融雪をおこなうことにより、「ハウスに付着した雪を直ぐに融かし、積もらせないようにすること」です。

積もった雪を融雪するためには、融解熱を多く必要とするだけでなく、
雪の断熱効果により部分的な融雪(高温部だけ融けてトンネル状態に空洞化)になってしまい、効果的な融雪をおこなうことができません。

積雪を短時間で融かすことは非常に困難でありますので、十分にご注意ください。

なお、屋根への散水融雪については雪が湿って重量が増加し、ハウス倒壊の危険が増す恐れがありますので控えるようにしてください。

≪水道配管の凍結防止について≫

冬季は暖かい地域でも、寒気の影響により配管や機器内の水が凍結し、機器類が破損する恐れがあるため以下の対策を実施されることをオススメします。

1.水道(水・お湯)配管には保温材を巻いてください
保温材がない場合は、配管に毛布・布きれなどを巻き付け、その上からビニールテープなどを巻き当座の凍結防止をしてください。
また、配管だけでなくバルブも凍結に弱いため同様に凍結防止をしてください。

2.製品の取扱説明書に従い、凍結防止をしてください
凍結予防運転を搭載している製品は、設定を有効にしてください。

給湯器などは必要に合わせて屋内の蛇口からお湯を400cc/分を目安に流してください。

3.凍結してしまったときは、凍結が解消するまでお待ちください

熱湯をかけると配管内部が膨張して配管などを破損することがありますので控えるようにしてください。

配管凍結の場合、凍結した部分が分かったら対象の箇所にタオルを巻きつけ、ぬるま湯をかけて溶かし、水(お湯)が出てくることを確認してから運転してください。

通水後に配管などから水漏れするなどの異常がある場合や凍り付いた場所が不明なときは、お求めの販売店・工事店または当社営業拠点に連絡して点検を受けてください。